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語学 ― 言語圏と文明の進歩速度


日本人らしさの中核にあるのは何よりも日本語だと思う。西洋からの影響が大きい今日、呉服はかなりすたれてきたが、日本語はすたれていない。これはほかの民族も同じようなもの。

ゆえに、この世の文明の切り分けるのに、言語の壁を使うのは結構妥当だ。

言語類型論では、すべての言語を抱合語、膠着語、屈折語、孤立語に分ける。アメリカ原住民やアイヌの言語は抱合語、日本語と韓国語は膠着語、ドイツ語とフランス語は屈折語、中国語は孤立語だ。

文法の特に語形変化に着目すると、抱合語がもっとも複雑で、孤立語はもっとも単純だ。

さて、類型論でそれぞれの型に分類されている言語は、永久にそのままその型にとどまるのではない

抱合語として始まった言語は、やがて、膠着語→屈折語→孤立語という変遷をたどる。平安時代の日本語は今よりはるかに複雑だったし、現在は孤立語となっている中国語も、西暦300年頃までは屈折語で、動詞に過去形が存在した。今や「cut」「put」などの動詞の活用が擦り切れ、孤立語化が進んできている英語も、昔はドイツ語のように複雑だった。

単純さに向かうこの変遷を促すのは、文字による表記だ。日本語を例にとると、「取り消し」は「取消し」とも「取消」とも表記される。紙面での意味伝達効率向上のため、語形変化を端折る。表記上のこの単純化に引きずられるように、言語の文法も単純になっていく。

文字による表記が始まってからの年月を数えると、日本語圏よりも英語圏のほうが古く、中国語圏はさらにさらに古いことになる。

しかし、若い日本語圏が歴史の長い中国語圏より先を走っている。日本語圏は走り続けてきたが、中国語圏はのろのろと歩いてきたのだ。

文明の優劣を比較するのは最近流行らない。しかし、率直にいって、日本語圏は進歩速度が大きい。進歩速度を評価基準にすれば、日本語圏は極めて優秀ということになる。走り続けてみんな疲れがたまっているけど。

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言語とはすなわち思考

 言語圏と文明の進歩速度を読んで思いましたよ。言語=思考といって過言ではないから、言語とは時に文化や文明の壁にもなるかもなぁ、っと。言葉遣いとはそのままその人を示し、言葉遣いが変われば思考も変わって

言語とはすなわち思考

 言語圏と文明の進歩速度を読んで思いましたよ。言語=思考といって過言ではないから、言語とは時に文化や文明の壁にもなるかもなぁ、っと。言葉遣いとはそのままその人を示し、言葉遣いが変われば思考も変わって

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