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Chaotic Neutral

左にも右にもよらず、自由な生き方探し。

宗教組織とモラルハザード、そして相対化という解決の道


中世の1000年間、カトリック教会の方が弾圧の道具になっていた。この1000年間の間、ヨーロッパ文明はあまり発展せず、猫殺しに伴うペストの流行でヨーロッパの人口の1/3が失われることもあった。同時代には、イスラム圏の方が栄えていまて、11世紀のバグダッドには、社会福祉も精神病院もあった。

暗黒の中世はモラルハザードの典型的な見本だ。不幸や危険に対処するためのものだったシステムが悪用され、逆に不幸や危険を生んでいた。

どのような立派な思想も、それを実践する実体としての個人や組織が絶対的な権力や権威を握っていれば、モラルハザードの原因になる

ヨーロッパでは、プロテスタントの登場により、カトリックは相対化され、さらにカトリックとプロテスタントの両方を含め、キリスト教が民主主義よりも下位に置かれるようになって、カトリックは洗練された。(そして今度はその民主主義が世界に2回の大戦を経験させ、その後に、個人主義によって相対化され、なんとか落ち着くにいたった。)

キリストの感覚的な問題解決法を、ムハンマドは体系化し、イスラム教を作った。これは基本的にキリスト教より社会的には優れた思想だったため、イスラム圏は長らく幸いだったが、その成功の長い歴史ゆえに、イスラム教はあまりに絶対的になり、イスラム社会は ― アメリカによる戦争の結果を除外しても ― いろいろな問題を抱えるようになった。

キリスト教徒はキリスト教を超えることで暗黒の中世から抜け出した。

イスラム教徒よ、君たちはイスラム教を超えることができるかい? イスラム教を相対化できるかい?

>どのような立派な思想も、それを実践する実体としての個人や組織が絶対的な権力や権威を握っていれば、モラルハザードの原因になる

確かに個人や組織が絶対的な権力を持っているのはヤバいことですが、もともとキリスト教の教えには魔女裁判を後押しするようなものはありません。

更に、魔女裁判は当初は、政府や教会も自分たちの権威を確立するために、それらを行ったり推奨していたようですが、魔女裁判が次第にエスカレートすると、政府や教会はそういったものに反対したり、禁止したりするようになって来ました。しかし、もはや彼らの権威ではそれは止まりませんでした。

魔女裁判は、どちらかと言えば、どこかで鬱憤を晴らしたり、嗜虐性のある人間の、エスカレートした行動であったように思えます。
つまり、魔女裁判を自ら進んで行ったのは、多数の民衆の側だったのだと思います。

  • 2009年08月21日金
  • URL
  • シュワの墓所 #-
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出エジプト記22.7には「女呪術師を生かしておいてはならない」という文言があり、これが魔女の処刑を正当化するものでした。出エジプト記はキリスト教でも正当な経典の1つとされています。

  • 2009年08月25日火
  • URL
  • Lexar #tV7uNBRQ
  • 編集

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