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Chaotic Neutral

左にも右にもよらず、自由な生き方探し。

対中国策 ― 中華思想とその変遷および農村戸籍者


 中国は問題である。それも特大の問題であり、21世紀人類にとって中国の存在そのものが最大の試練であろう。
  我々は中国を理解する必要がある。中国を理解せずして、効果的な対中国策が策定できるはずもない。
 中国を理解する上で、中華思想とそれが近現代において経験した試練と変化は外せない。
 中華思想には、「王化」と「化外」の概念があり、これは、ヨーロッパ民族主義における国と国境の概念の代わりとなっている。
 中華思想では、天子がしろしめす都から王化が進み、やがては王化の及ばない化外の地に至る。中華思想の世界観には、くっきりと引かれた国境がない。自国と他国の境界はあいまいだ。
 比較すると、ヨーロッパ人は早くからくっきりとした国境を好み、ヨーロッパを数多くの国々に分割した。
 物質文明という点では近代において中国を大きく凌駕したヨーロッパ人は、植民地を広げ、その力は中国に及んだ。中華思想は重大な挑戦を受けた。
 清王朝は滅亡し、中華民国と満州国の不安定な時代を生きた中国人の反省を含んで、中国共産党による中華人民共和国が成立した。

 極初期の中国共産党の大きな関心ごとの1つは、国境の確定であった。彼ら自身にとってもどこまでが中国なのかははっきりしなかったので、化外の地に向かって軍隊を進め、それ以上進めなくなったところを中国の国境とするしかなかった。例えば、チベットに侵攻した人民解放軍も、「解放隊」ではなく、「調査隊」の名を冠していた。
 中国から中華思想が完全になくなったのではないが、中華人民共和国は王化の順序を変えた。都が王化の中心であることは変わりがなかったが、漢民族を後回しにし、国境線に接して住む少数部族に対して優先的に王化を進めてきた。それゆえ、少数民族は基本的に都市戸籍者であり、大学入試と公務員採用試験において得点評価に平均すればおおよそ+15%の水増しが与えられる。チベット人であれば、水増しは約+30%にも上るらしい。
  中国で貧しく希望の乏しい暮らしを送っている人々は、主に漢民族農村戸籍者である。王化から取り残された彼らは約9億人にもなる。(詳しいことは、陳桂棣, 陳春桃, 中国農民調査(文藝春秋, 2005)を参考にすることを勧める。)
 農村戸籍者は都市で自由に働けない。職種と所得が制限される。
 中国企業のみならず、中国へ進出した外国企業にとっても、農村戸籍者は安い労働力になるため、彼らが尋常ならざる搾取を受けていることについて、各国首脳は沈黙を決め込んでいる。中国製との価格競争で、先進国側でも、雇用形態に非正規率が拡大しているが、それでもまだ、企業の利益が優先されている。

+15%の水増しが与えられる。チベット人であれば、水増しは約+30%にも上るらしい。>

宅建試験の5点でも、合否に影響してくるというのに、この水増しは酷いですね。
(確か、宅建は不動産業に2年従事していると5点上乗せだった気がします)
何にしても、隣の国には安定してもらいたいです。

  • 2009年08月28日金
  • URL
  • ななくさ #-
  • 編集

Re: タイトルなし

水増しには優遇と冷遇の両方が含まれることがあります。

在日朝鮮系の人々には、大学入試に至るまでは日本人より優遇されている部分があります。例えば、センター試験で外国語として韓国語を選択できる、というのがあり、英語の学習に苦労しなくてもいい。

しかし、国公立では、東京外国語大学のように、バイリンガルであることが圧倒的に有利であるはずの大学でも、在日韓国系は、本学所属でも客員でも、准教授止まりで、教授にはなれない。もともと玄関口で優遇されたという過去を背負っているため、頂点を目指す出世レースではかえって不利になってしまいます。

(そういうことを考慮すると、姜尚中は大変な快挙です。)

チベット人やウィグル人など、少数民族が公務員試験や大学試験などで優遇されている、という話は中国人からも良く聞く話ですが、ウィグル人やチベット人の中には、そういった優遇政策への権利を放棄してでも、中国から独立したい、という方が多くいます。

優遇はするべきか、しないべきか、というものは難しい問題ですが、少なくともそういった事を実施しているから、チベットやウィグルは独立すべきでない、という中国側の論法には疑問を感じます。

押し付け販売や、抱き合わせ販売は、やはり控えるべきだというのが、人道的であり、美学ある考えではないでしょうか?

  • 2009年12月13日日
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  • シュワの墓主 #-
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