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Chaotic Neutral

左にも右にもよらず、自由な生き方探し。

語学 ― 名詞の性


森(無性), forêt(女性), Wald(男性)
太陽(無性), soleil(男性), Sonne(女性)

日本語の名詞に性はありませんが、フランス語やドイツ語の名詞には性があります。

名詞の性については最初から明確なもの ― 例えば、「女性」を意味する「femme」と「Frau」はいずれも女性名詞です ― 以外については、語形による若干のものを除くと、規則性に乏しいといわれています。複数の言語を横断する共通概念もありません。

「森」と「太陽」については、フランス語とドイツ語で性が逆転しています。

しかし、極めて古い時代には、名詞の性は男性, 中性, 女性に分かれていたのではなく、動的, 静的に分かれていたらしいのです。名詞の中で、言語の使用者にとって、勢いがあるものされたのがやがては男性名詞になり、静かなものがやがては女性名詞になりました。

落葉で光がよく通るようになるフランスの森は女性名詞で表わされ、常緑針葉樹の多いドイツの森は男性名詞で表わされるようになった、夏にはぎらぎらと照りつけるフランスの太陽は男性名詞になったが、ドイツの太陽にはそこまでの勢いがなく、女性名詞になった ― などと考えると、一応理屈は通ります。

ところで、「花」を意味するフランス語の「fleur」もドイツ語の「Blume」も女性名詞ですが、イタリア語の「fiore」は男性名詞です。イタリアの花は可憐ではなく豪華だったのでしょうね。

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