まずは、2006.05.19の近年の自民党の苦悩を読んでもらえると手間が省ける。その記事から引用する:
部分が柔らかく崩れることで、全体が崩れることを免れる。
日本では自民党政権が長く続いていて、不思議な安定を見せているが、これも部分が柔らかく崩れることによるものだ。党内の派閥が時に順送り、時に盛衰することで、自民党全体は長らく政権についていられた。(民主党が自民党に勝てないのは、まとまっていないからではなく、まとまりすぎているからだ。)
安部が失墜し、福田が総理に就任したことは、自民党の本来の姿の回復を意味している。適度な弾力性を取りもどした自民党は手ごわい。
テロ特措法問題で自民党と対決した時に、小沢は既に向かい風を受けていた。「生活が、第一」を標語に選挙で勝利した民主党は、むしろ、テロ特措法については無関心を決めこみ、年金案件や格差問題など、自民党に解決手段のないものをネタにする手堅い政治手法で、自民党を壊していくべきだった。
小沢一郎の辞任は民主党にとって危機であると同時に、好機でもある。この機に自民党と同様の、派閥交代による柔軟な党運営を実現できれば、再び民主党は自民党に対していい勝負ができる。