インド洋での自衛隊による給油量が、実際には「80万トン」だったものが、「20万トン」と報告されていたことで、国会はもめている。与党側の説明では、ワードプロセッサーの操作ミスのためということになっているのだが、よく考えてみるとその確率は低いと思う。
メインキーボードで「20」を入力する場合、左手で「2」を入力するのが一般的だ。「2」と「8」の間には5つも数字キーがあり、「8」は普通右手で入力される。「80」をうっかり間違えて「20」にすることは、メインキーボードではほとんど起こり得ない。
数字入力用のキーボードでは、「1」と「2」は「0」と隣りあっていて、「1」や「2」を中指で、「0」を人差指で押さえると、「10」と「20」はとても速く入力することが可能だ。一方、「8」は「9」に次いで「0」から遠いキーである。「8」を人差し指、中指、薬指のいずれかで押した場合、「0」を押す指は親指になる。「20」と「80」では、入力時の操作感があまりに違う。
現場の感覚では、アフガニスタン向けに「80万トン」は気まずさを隠せない大きな数字なのだろう。対イラク戦争用に流用されていなければ、「80万トン」の説明はつかない。
実際には「80万トン」のを、意図的に「20万トン」と報告しようとしたのではないだろうか? あるいは、政治家が虚偽報告を行うように明にあるいは暗に指示したのではないのだろうか?
深まる疑念に明確な答えは現時点で得られないが、国民の1人として、シビリアンコントロールにかかわるこの疑念を忘れてはならないと思う。