search this site:

Chaotic Neutral

左にも右にもよらず、自由な生き方探し。

語学 ― パスバンド


各言語の声域には、その言語の話者にとって言語として認識されやすい周波数帯があり、「パスバンド」と呼ばれている。

日本人とフランス人があまり英語を得意としない理由のかなりの部分は、パスバンドで説明できる。

日本語: 125~1500Hz

フランス語: 100~500Hz、1000~2000Hz

イタリア語: 2000~4000Hz

アメリカ英語: 1000~4000Hz

イギリス英語: 2000~12000Hz

ドイツ語: 300~6000Hz

ロシア語: 125~8000Hz

新生児は上記全ての範囲の音を言語として認識できる潜在能力がある。しかし、2歳になる頃、パスバンドは固定され、その時点で不要とされる帯域の聞き取りに関連した神経細胞は死滅し、それ以降、パスバンド外の音は聞こえても、言語音としてはなかなか認識されない。

しかし、本人と努力と与えられる環境次第では、大人になってからでも、パスバンドは再び広がる。最近では優れた教材や機材もあり、以前ほど難しくなくなった。

教育論 ― 外国語教育


料理を盛る器を用意していないならば、料理に取り掛かることは愚かなことだ。まずは器を用意しなければならない。

「中身のある人間」を作り出そうと教育が焦れば、結果はたいていまずいものになる。「中身」の前にまずは「容器」だ。

母国語や外国語の教育は、当然、歴史の教育より前にもってこなければならない。英語の発音は上手だが自分の国の歴史を知らない学生は、必要に迫られれば、比較的短時間で歴史の勉強ができる。一方、自分の国の歴史を知っているが英語はまったくしゃべれない学生は、必要に迫られても、英語の習得にはとても苦労する。

年齢が重なるほど、外国語の習得はどんどん難しくなる。逆に、歴史の勉強は年齢をある程度重ねたほうがうまくいく。年齢ごとに、脳の学習特性は変わる。

英語に必要なのは手順の学習で、これは幼い頃の方がいい。楽器の演奏と同じだ。

一方、幼い脳は出来事の記憶が得意ではない。たいていの人の3歳くらいまでの記憶は曖昧だ。出来事の記憶は10代後半あたりの脳が得意としている。色鮮やかな思い出は、たいていこのころの出来事の記憶なのだ。中身を詰め込みたいならば、この頃にやるといい。

全体の安定とアラインメント ― 序


極端なのはたいてい、よくない。 

国家実体を構成する人々 ― 臣民とか、国民とか、人民とか、市民とか ― があまりに求心的だと、先の大戦中の日本や今の北朝鮮のような軍国主義体制が台頭するし、あまりに遠心的だと無政府状態に陥ってしまう。

体制や他の個人に対する個人の基本的な立ち位置 ― アラインメント ― が適度にばらついているのが、国家実体の幸福の安定確保に必要不可欠だと私は思う。

大まかに考えると、体制に対する個人の態度は、体制寄りのLawful、中立のNeutral、個人寄りのChaoticに分けられ、他の個人に対 するそれぞれの個人の態度は、利他的なAltruist、中間のNeutral、利己的なEgoistに分けられる。これで、9つのアラインメントが定義 できる

  Lawful Neutral Chaotic
Altruist LA NA CA
Neutral LN AN CN
Egoist LE NE CE

"AN"は"Absolute Neutral"を意味する。

バブル崩壊以降の日本は経済のみならず、政治でもちょっとした危機に直面してきた。政治家と無党派層の相互作用で、政治がどんどんわかりにくくなっていた。アラインメント表でいえば、ANの部分が厚くなりすぎたのだ。

選挙で「マニフェスト」なる言葉が盛んに使われるようになったのも、政治家や政党の主張が没個性的で、「自民党」や「民主党」などの党名だけでは、候補を支持していいのか、有権者にわかりにくいからだ。

中央のANが厚すぎる構造は危ない。傾く時はどちらかに一気に傾く。先の衆議院選挙での自民党の圧勝のようなことも起こる。

私はネット右翼(LN)の存在をむしろ歓迎する。同時に、ネット株トレーダー(CN)も歓迎する。「愛国心」を唱えるおっさん(LA)も、「萌え ~」とつぶやくアニメオタク(CA)も歓迎する。税金の無駄遣いの一因となっている天下り公務員(LE)も、株式市場を混乱させたホリエモン(CE)も、 まあ、ある程度は歓迎する。彼らはAN層を薄くしてくれる。

そして、森派の安部と福田が自民党総裁選で激突してくれることを、大いに期待している。もともとビミョーな麻生がタカ発言でタカ票分断工作を行な い、軍人遺族会会長の古賀誠がA級戦犯分祀論を唱えるなど、激突に向けて、自民党内でも準備が進んでいる。人気の差は急速に埋まる。

by Lexar, also known as Leoneed

アンケート『睡眠時間』


アンケート『睡眠時間』結果

皆様方、少々睡眠不足であられる。

一番多かったのが6時間で、これはゴリラとだいたい同じだ。人間はゴリラよりも動物性のタンパク質を取ることが多いので、本来、ゴリラよりも多くの睡眠時間を必要とするはずで、6時間では不足しているに違いない。

草食動物の牛はだいたい3時間くらい、雑食のゴリラは6時間くらい、そして、肉食の猫は16時間から20時間くらい、日々の睡眠時間を必要としている。

知識人の大転び ― ルソーについて語る渡辺昇一


渡辺昇一曰く、「そもそもジェンダーフリーという言葉自体は和製英語らしい。その思想はルソーに端を発し、初期のレーニンの思想につながる。究極的には家を破壊する、極端な左翼思想と言ってもいい。」

しかしルソー曰く、「この世で最初に生まれた共同体は家族です。しかも家族はただ一つ自然に発生した共同体です。しかし本来、子供が父親の束縛を受けるのは自己保存のために父親を必要としている間だけのことであって、この必要がなくなるとこの自然に生まれた束縛も終わってしまいます。そうなればもう子供は親に服従する義務から解放されます。」

渡辺昇一曰く、「ルソーはそれまで人類が良きものと考えていた、国家とか財産とか全部ひっくり返し、否定してみせた。」

しかしルソー曰く、「人は個人的な利益のために、全体の利益に反する行動をとることがあるのです。本来人間は別々に暮らしており、また生まれつきの気儘な自由をもっているため、公の義務を不当なサービスであると考える人も出てきます。この義務を果たすのは自分にとっては大きな負担だが、自分一人ぐらいこの義務を果たさなくても全体にとっては大した損害にはならないはずだと、考えるわけです。また国家という人為的な人格などは単なる架空の存在で本当はそんな人はいないのだと思う人も出てくるでしょう。そんな人たちはきっと市民としての権利の行使には熱心でも、一般民衆としての義務の方は全く省みないということになってしまうでしょう。この種の不正の蔓延は市民共同体の崩壊へつながるのです。」

渡辺昇一が批判するルソーは、むしろ、渡辺昇一が好む思想の提唱者としても偉大な先達なのだ。

ルソーは王権の制限を唱えたという点で左派的だが、これは立憲君主制に反映されているし、民衆の義務を唱えたという点で右派的であり、これは徴兵制に反映されている。

(ところで、「ジェンダーフリー」という言葉を最初に使ったのはバーバラ・ヒューストン。和製英語じゃない。)

アイデンティティーと距離


あなたを私が「私」と呼ばないのは、私自身とあなたの間に距離があるからだ。そして、私が私自身を「私」と呼ぶのは、私と私自身の間に距離がないからだ。

宇宙では空間の共有が許されていない。2つの事物が空間上の同一の位置に同時に存在することはない。アイデンティティー認識の本質は、宇宙についての最も基本的な理解に深く関わっている。