search this site:

Chaotic Neutral

左にも右にもよらず、自由な生き方探し。

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お金 ― III


世界にはタックスヘイヴンと呼ばれる地域があり、タックスヘイヴンでは極度に法人事業税率、投資利益税率が低いかあるいはゼロである。

世界の金融資産の60%以上がタックスヘイヴンにある、と副島隆彦は批判的に指摘している。

私はむしろ肯定的にタックスヘイヴンを考えてみる。

主なタックスヘイヴンはカリブ海、イギリスの西、ヨーロッパ内陸部に位置している。かつてカリブ海にはキューバ危機、イギリスとアイルランドの間には紛争、ヨーロッパ内陸部には数え切れないほどの戦争と紛争があった。

お金が集中する地域では、戦争がほとんど起こらない。誰でも戦争で資産が焼かれると困るからだ。タックスヘイヴンは戦火を消す濁り水といえる。

実は日本も長らく部分的にタックスヘイヴンだった。かつて、日本では株の売買で得た利益に課税されていなかった。そのため、世界中から日本に資金が流れ込み、平和憲法と組み合わさった効果で、日本の経済成長が維持されると同時に、平和が守られた。代わりに、当時は個人所得税が今より高めだった。

武力だけで平和を維持しようとするのは愚策である。アメリカも首都防衛にタックスヘイヴンを役立てている。

日本は憲法第9条を弄繰り回そうとする前に、株取引への課税を止めたり、その他の方策を駆使して、世界からお金を呼び込む努力をするべきなのだ。

スポンサーサイト

お金 ― II


資本家が労働者を雇い、自動者が生産され、労働者が自動車を買ったとする。お金は、資本家 → 労働者 → 資本家という形で動いたことになる。

このサイクルでは、通貨の総額についてはゼロサムだが、労働者の生活は支えられ、自動者が生産されている。

お金は人と人を結びつけ、何かを生産さしめる。生産の積み重ねが、人類の文明だ。通貨でゼロサムでも、経済でゼロサムではないのだ。

一般論として、お金がうまく流れるほど、生産もうまく行く。

アメリカの共和党の保守層は、所得税フラット17%を主張している。所得の額、個人法人を問わず、税率を17%にせよという主張だ。

これでうまく行くのかどうかといえば、うまく行かない。

絶対の原則は、個人所得税率よりも、法人事業税率を低く設定することだ。高額所得労働者が高い税率にうんざりしなければ、起業への動機が強まらない。起業し、他の労働者の生活を支える役割を果たして行くことを決めた人はそれなりに報われるべきだ。

成功した労働者が実業家になり、他の労働者を支えるように、成功した実業家は投資家になり、他の実業家を支える。そしてここにも税制上の調整が必要で、そのため、投資収益への課税率は、法人事業税率より低く設定されるべきだ。

さて、投資家Aが100万円で株を買い、それを投資家Bに200万円で売ったとしたら、株を発行した企業に何らかの恩恵があるだろうか? 実は、企業が追加出資を受けないかぎり、直接的な恩恵はゼロだ。企業が最初に市場から調達したお金の額は、株価の上昇で増えたりはしない。

多くの投資家は安全な株を好むので、経済がうまくいっていないときに、投資家は新しい企業の新株を引き受けたがらないが、企業が本当に資金を必要とするのはそういうときだ。

新株への投資からの利益に対して、課税率をゼロにすれば、新たに起業し、労働者の生活を背負う起業家にとっては大きな福音となる。

以上をまとめ、現在の日本の税制の欠陥を補完すると、

  • 個人所得税率 累進最高50%、負の所得税制度つき
  • 法人事業税率 フラット40%、損失繰越あり
  • 一般投資税率 フラット20%、損失繰越、損益相殺あり
  • 新株投資税率 フラット0%

となる。

お金 ― I


紙に山勘で1万円札とできるだけ大きさが近い長方形を書こうと試みた。我ながら、ほぼぴったりで驚いている。

長方形が実際の1万円札よりも大きければ大きいほど、あなたはお金に振り回されている。逆に小さければ小さいほど、あなたはお金の力をなめていて、これも良くない。

ホリエモンの"人の心はお金で買える"という発言にむかっ腹を立てている人の心は、多分、本当にお金で買えると思う。ホリエモンに心を見透かされたから、腹を立てているんだろう。

さて、お金で買えないものといえば、愛はお金では買えない。出会い、セックス、結婚はお金で買えるんだが、愛はそうじゃない。だって、HPAタンパク質のパターンが男女間の愛を決める主要因で、収容所の一文無しの囚人とお金持ちの令嬢とだって、愛は生じる。

お金でたいていのものは買えるけれど、買えないものもある。

お金を蓄えるということは、自由を蓄えるということだ。自由主義者はお金が大好きだ。もうほとんどお金主義者といっていい。私も例外じゃない。

でも、お金でうまく蓄えられない種類の自由もある。若さに伴う自由は、お金でうまく蓄えられない。お金で蓄えやすい不揮発性の自由と、お金ではうまく蓄えられない揮発性の自由がある。

労働者は自分の揮発性の自由を売って、不揮発性の自由しかうまく蓄えられないお金に換える。これって結構辛い現実だ。そしてそれにみんな気がついた。だから、社会運動は人々が労働者以外の何かになれる希望をちらつかせないとうまく行かない。

ホリエモンが英傑なのは、まさに、その希望を示したからだ。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。